独自に設計した多段式高効率ラジアルアウトフロータービンを用いて
バイナリー発電機では世界最高レベルの発電効率30%を実現
独自に設計した多段式高効率ラジアルアウトフロータービンを用いてバイナリー発電機では世界最高レベルの発電効率30%を実現
通常、バイナリー発電で使用する熱媒体は多くても2~3種類ですがEXERGY社では熱源の用途に応じて11種類の熱媒体を使用することができます。
90℃から350℃までの温度帯に対応できるため、上記事例の他、集光型太陽熱発電(CSP: Concentrating Solar Power)、製鉄工場、ガラス工場、セメント工場、産業廃棄物処理工場、各種炉等の産業プロセスからの廃熱、ディーゼル発電機・ガスタービン発電機からの廃熱、ガス圧縮工場からの回収熱、太陽熱発電まで様々な用途に利用可能です。
独自設計の多段式ラジアルアウトフロータービンは
単段のタービンと比較し、最大20%高い能力を発揮
特許を取得した機械設計によりベアリングの⾧寿命化に成功し、
年間を通じて高い設備利用率を実現
軸流タービンやラジアルインフロータービンなどに対し、
より効率的にエネルギーを流体に伝え発電
①静翼ディスク
ケーシング(車室)に固定されたディスク。放射状配置の静翼多段シュラウドと組み合わせる。
②導入管
作動媒体の蒸気をタービン翼列に誘導する。
③ノーズコーン(NOSE CONE)
導入管から流入した蒸気を均等に軸方向に分配する。
④多段式動翼ディスク
蒸気の圧力を捉え、回転エネルギーに変換する。
⑤軸受け機構
回転エネルギーを発電機に伝達する。
⑥ケーシング
タービンを収納し、膨張室の役割を担う。
作動媒体の膨張が大きいタービンの初段を長翼に、膨張の小さい最終段を短翼とした設計で、効果的にタービンを回転させる。この為、作動媒体の条件が合わせやすい。
ギアボックス無し
高い信頼性、低騒音
ベアリングの長寿命化
3次元流れによる乱流損失を低減
メンテナンス時に作動媒体の抜取り作業が不要
メンテナンスが容易かつ迅速
シール漏れ損失と摩擦損失を低減
タービン翼のオーバーホール不要
出力帯毎に翼形状は最適設計され標準化
コスト削減
圧力サイクルの制限を緩和
シンプルなシステム構成で単段機よりも20%の高出力
低温熱源(90℃まで)にも適している
高いエンタルピーに対し、より高い発電効率
地熱流体の条件(流量、温度、組成)に対し、柔軟な対応
軸流タービンよりも最大6%高効率